ヘルペスとは何を指している?
ヘルペスとはヘルペスウイルスによる感染症を指します。そのヘルペスウイルスの種類は100にも及びますが、人間に感染するウイルスは8種類で、それぞれに症状が変わります。
○単純ヘルペスウイルス
症状(1型):口唇ヘルペス、角膜ヘルペス、カポジ水痘様発疹症など
症状(2型):性器ヘルペスなど
一般的にヘルペスといわれるのは、この単純ヘルペスウイルスを指しており、この単純ヘルペスウイルスには1型と2型があります。1型は主に上半身、2型は主に下半身に症状が現れますが、単純ヘルペスウイルスは全身のどこにでも感染する可能性があります。再発の可能性が高いヘルペスです。
○水痘・帯状疱疹ウイルス
症状:水ぼうそう、帯状疱疹
水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した場合、水ぼうそうを起こします。患者は10才以下が9割にのぼり、接触及び空気感染します。単純ヘルペスとちがって、再発を繰り返すことはなく再び感染することはありません。
一度感染した後、体内に潜伏していたウイルスが再度活動し始めると帯状疱疹になります。子供のころに水ぼうそうにかかって治ってもウイルスは体内に潜んでおり、水ぼうそうになった経験がある方は、誰でも帯状疱疹が起こる可能性があります。