男性の性器ヘルペスも女性と同様に4～10日の潜伏期間を経て発症します。男性の症状は性器に小さな水ぶくれが生じるとともに、痒みやひりひりした感じなどの不快感、リンパの腫れ、排尿時の痛みなどが起こります。水ぶくれはやがて、ただれに変化します。

男性の性器ヘルペスも女性と同様に初めての発症の方が症状が重く、こちらも女性同様に発熱を伴うこともあります。症状は肛門付近から太ももまで及ぶことも珍しくありません。

男性の性器ヘルペスも女性と同様、再発の方が初発に比較すると症状が軽いのですが、女性の再発と比較すると男性は症状が軽く、不快感もさほどなく本人は再発したことを自覚していない場合もあります。

これは気付かないままパートナーを性器ヘルペスに感染させてしまう危険性をはらんでいることになってしまいます。特に男性は気付かないことがある点に注意しておくべきです。

これも女性と同じなのですが、男性も感染しても症状が現れずに年月が経過して初めて発症する場合があります。このことが若年層のみならず、中高年の性器ヘルペスの増加につながっているとされています。

性器ヘルペスは性感染症とされているため、家族であっても簡単に相談することができません。病院での受診もすんなりとはいかないかもしれませんが、誰にでも起こりえる症状であり、決して恥ずかしいことではありません。パートナーにうつしてしまわないためにも早期治療が大切です。