口唇ヘルペスの再発を予防する
口唇ヘルペスは、発症し症状が治まったとしても、再発する可能性があることが口唇ヘルペスの特徴のひとつです。一度感染すると、ほかの疾患と同様に免疫ができますが、体内にはヘルペスウイルスは存在しているため、口唇ヘルペスが再発することは珍しいことではありません。
「だったら免疫ができても同じでは?」と思われるかもしれませんが、再発した場合、免疫があることにより通常は軽症ですみます。気を付けておかなくてはならないのは、ヘルペスに大人になってから初めて感染した場合、免疫を持っていないわけですから、発熱や倦怠感、頭痛など全身に症状が現れ重症化する可能性があるということです。
ヘルペスはウイルス性日和見感染のひとつです。日和見は形勢をうかがうことを指しますが、ヘルペスは体内に潜み、人間が弱って自らが優勢になるのを待って攻撃を開始します。
ですので、口唇ヘルペスは体力が低下した時など、主に免疫力が低下した時に再発してしまいます。体力が十分にあれば体内にウイルスがいたとしても発症しません。
口唇ヘルペスの再発を予防するためには、免疫力を落とさないようにすることがポイントです。バランスの取れた食事に気をつけ、睡眠時間も十分にとるようにすること、運動不足にならないよう気をつける、ストレスを発散するなど、日頃の生活態度に注意することが予防の中心になります。